2014年08月08日

商品レビュー:マルイ ガスガン M870ブリーチャー




ガスショットガン「M870タクティカル」の登場からちょうど一年後である、2014年8月8日。

東京マルイの新作「M870ブリーチャー」堂々新発売。

「タクティカル」の弟分にあたるモデルで、短いバレルとピストルグリップが装備されている。

「タクティカル」の全長は約一メートルと長めで、屋内での取り回しはお世辞にも良いとは言えなかったが、今作は正真正銘の近距離特化型ショーティモデルであり、CQBの強い味方となっている。

サバゲシーズン真っ盛りにマルイが送り出したこのガスガンを、M&Pに引き続きフロンティアスタッフが実射レビュー。





ショットガン」という武器は、日本語で書くと「散弾銃」であり、その名のとおり近距離で拡散する弾を撃ち攻撃する武器である。

最近では、一粒弾であるスラッグ弾やグレネードを発射するフラグ弾なども使用され「散弾」とは限らない運用がされているものの、元々は接近戦で弾をバラ撒く用に開発された武器カテゴリであるのは間違いない。


ショットガンは使い勝手の良さから民間、警察、軍で広く普及しているが、ゲーム世界では果たしてどうかと言うと、
近年のFPS(一人称型シューティングゲームの意)の熱い風評被害により、「ちょっと離れただけで威力激減」「弾が少ない」「SMGの完全下位互換」「早業パーク必須」などと不当な評価を受けている。

かといって、それらの評価を払拭するような性能を持たせると、今度は「ゆとり専用武器」「パッチ早くしろ」などと言われてしまい、ゲームバランス上いろいろ仕方ない面があるとはいえ、涙を禁じえない扱いである。


しかし実際のところ「ショットガン」とは、シューティングゲームの歴史を語る上でも切っても切れない重要な立役者である。




FPSの祖としての呼び声も高い、1993年発売のアメリカ製FPSゲーム『DOOM』。
3Dアクションゲームの進化に多大な影響を与え、このゲームをプレイするために数多くの社会人や学生がこぞって業務をサボるという深刻な社会現象まで起こした大人気ゲーム。

そんなシューティングゲーム界の『マリオブラザーズ(失礼)』が、作中最も頼りになるメインウェポンとして登場させたのが、「ショットガン」だ。

一人称視点により、射撃のたびに画面の3分の1を塞ぐ勢いでジャコン!と大胆なコッキングが行われるのである。

敵を倒すならとりあえずビーム発射しとけ思考であったろう当時のメリケンボーイは、凄まじいカルチャーショックを受けたことは想像に難くない。多分。

DOOMの影響を受けたであろう後発のシューティングゲームにも、ショットガンは大抵メイン武器として登場しており、有名ゲーム「バイオハザード」でもゾンビ犬に対する強いお供として大活躍している。
(ちなみに完全なる余談だが、DOOMでも敵キャラはゾンビ化した兵士であった)


つまり何が言いたいかというと、ショットガンさんはもっとリスペクトされるべきなのである



さて、除毛クリームの世界普及率くらい至ってどうでもいい話は終了し、早速製品レビューに取り掛かろう。




パッケージ。
マルイ製品屈指のクールさ
全長が短いので、箱の比較的コンパクトで、持ち帰りも「タクティカル」に比べて楽。



開封時の姿。
中のパッケージデザインは「タクティカル」と共通性がある。
シェルの右の大箱の中には、ガスタンクが収められている。



「タクティカル」と「ブリーチャー」の比較。
銃身はもちろんマガジンチューブもかなりソードオフされていることが分かる。
「タクティカル」に比べ、圧倒的にコンパクト。
接近戦での運用に非常に適している。





特徴的なフォアエンド。
独特の形状だが、これは実銃の「M870 MCS」のデザインに準じている。
「タクティカル」よりも短くなっているが、握り心地はそれを上回る。
手にしっかり吸い付くようなデザインで、コッキングは非常にやりやすい。



パックマイヤータイプのピストルグリップ。
これまた滑りづらく握りやすい。
グリップ底の丸いスイッチを押すと、ガスタンクが「プシュゥウ…」とSF映画の低温睡眠装置のアレに近いノリで飛び出してくる。



右が、ブリーチャー用ガスタンク。
ベレッタのマガジンと比較しても小さく、ダブルカラム用のピストルマガジンポーチに問題なく入る。
「タクティカル」よりもガス容量に劣るのは確かだが、携帯方法に若干悩む必要があった大型ガスタンクよりも、リロードはしやすい。
また、グリップに直接差し込むだけでセット完了なので、サバゲ中にリコイルパッドを紛失する恐れもなくなったのは大きいメリット。

ただ、注意しなければならないのが、タンクのセットの際にはしっかりと最後までガチッと押し込むこと
手で叩いて装着するくらいがちょうどいい。
セットが甘いと、自重で床にタンクが落下する事故が起こりうるので、射撃時は気を付けるべきである。




まっさらなレール。
「タクティカル」ではあったアイアンサイトは、ブリーチャーでは省略されている。
グリップ上部に標準でスイベルが付いている。



発射モード切り替えスイッチは「タクティカル」そのまま。
フォアエンドを最後まで引くとチラッと現れる。



シェルポートにも変更はない。
レシーバーの刻印が「タクティカル」では「MODEL 870 TACTICAL」であったが、ブリーチャーでは「MODEL 870」のみとなっている。







シューティングレンジで試射。

コンパクトながら、2・2キロと満足な重量感があり、尚且つバランスが良いのでとても構えやすい。
また、フォアエンドに力を掛けやすく、ラピッドファイアも容易。

ただしサイトが無いため、的撃ちは結構厳しいものがあった。
試射を繰り返して弾道の感覚を掴んでおくか、素直にドットサイトなどを装着するのがやはりベター。

「タクティカル」と射撃比較をすると、バレルが短い分、やはりブリーチャーの方が弾の拡散が早い。
6発発射モードで真価を発揮し、円錐状にバラ撒かれる弾の「面」の制圧力はかなりのもの。

ついでに、「タクティカル」では6発モードで5発しか出ない症状が多いということもあったので、念のため、コッキングの速さや力加減を変えつつクッションにゼロ距離試射を繰り返してみたが、とりあえずはきちんと毎度6発で発射出来た。
ラフに使い込んでいった場合はどうなるかは分からないが、少なくとも新品状態では不具合が起きる事はないようで一安心。

ここまでコンパクトなショットガンだとアクション俳優ばりに「片手コッキング」したくなってみるものだが、流石に構造上、壊れる以外の結末が考え付かないので、決して行うべきではないだろう。


極端な話「『タクティカル』の小型バージョン」であり一見目新しさに欠けるかもしれないが、実際に撃ってみると、「タクティカル」とは全く異なった運用思想を持つ「新ウェポン」であることを実感した。

メインで使うのも良いが、背中にサブウェポンとして背負っていくことも無理がない、タフで機能性にも優れたナイスな武器である。


ショットガンマニアの筆者としても、マルイの今後のショットガンラインナップには大きな期待を抱かざるをえない。

RASに取り付け可能なマスターキーバージョンや、ブローバック機能付きセミオートショットガンなんてものも期待される。

前回レビューのM&P以上に、夢と希望とにあふれた一丁であった。





そして、今回レビューした「M870ブリーチャー」がフロンティアシューティングレンジにも早速登場!
気になっている方は、ぜひ撃ってその性能を確かめよう。










おまけ
筆者により重課金調教を受けたM870タクティカルくん


(ブリーチャーもいいカスタムパーツ出ると良いなぁ…)




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Posted by フロンティア  at 21:49 │フロンティア式商品レビューマルイ製品